カラフル野菜活用術 Vol.3 形を生かす
2019/08/23
茎と花蕾の形状が愛らしい茎ブロッコリー、「スティックセニョール」。甘みのある味わいと特徴的な形を生かしたスティックサラダとご飯のおかずをご紹介します。
みそ風味のツナ缶ディップをたっぷり付けて
マヨネーズとあえることが多いツナ缶ですが、ミノカモさんのおすすめは、みそやニンニクとの組み合わせ。みその塩味が茎ブロッコリーの甘みを引き立てて、1本また1本と止まらないおいしさです。ビールやワインとともにお楽しみください。
茎ブロッコリーのツナ缶ディップ
●材料(2~4人分)
茎ブロッコリー「スティックセニョール」:適量
A------------
ツナ缶:1缶(70g)/みそ:大さじ1.5/オリーブオイル:大さじ2
すりごま:大さじ1/ニンニク:1片
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●作り方
1.茎ブロッコリーを耐熱容器に水大さじ1とともに入れてラップし、600Wの電子レンジで2分30秒加熱し、流水で冷ます。
2.皮をむいたニンニク、水小さじ1(分量外)を耐熱容器に入れてラップをし、600Wの電子レンジで1分加熱してつぶす。ツナ缶の油を軽く切り、つぶしたニンニク、Aのその他の材料と混ぜ合わせる。
3.1を皿に盛り、2を添える。
丸ごと使うことで、茎と花蕾の食感の違いが楽しめます。ゆで時間はお好みの硬さになるようレシピを目安に調整してみてください。
ショウガの香りでご飯が進む野菜のおかず
献立にあと1品欲しいときに、手軽に作れる茎ブロッコリーの炒め物はいかがでしょう。ショウガと焦げたしょうゆの香りが食欲をそそる時短料理です。夏の定番、そうめんの副菜や、ビールのお供にもどうぞ。
茎ブロッコリーのショウガ炒め
●材料(2人分)
茎ブロッコリー「スティックセニョール」:10本/ショウガ:1/4片
オリーブオイル:大さじ2/しょうゆ:大さじ1/塩:少々
●作り方
1.ショウガは皮をむいて千切りにする。茎ブロッコリーは600Wの電子レンジで2分30秒加熱し、粗熱を取る。
2.フライパンにオリーブオイル、ショウガを入れて熱し、茎ブロッコリーを入れたら、鍋肌からしょうゆを入れ混ぜる。最後に塩で味を調える。
フライパンにオリーブオイルとショウガを入れてから火にかけ、ショウガを焦がさないように、じっくり香りをオイルに移します。茎ブロッコリーは、ショウガの香りが立ってから加えましょう。
レシピに使用したのはスティックセニョール
レシピに使用したのは、サカタのタネで育成した「サカタ交配」の品種「スティックセニョール」。初夏から冬まで、長い期間収穫できる品種です。頂花蕾は500円玉大の大きさで収穫し、その後、1株から15本前後の側花蕾(茎ブロッコリー)が採れます。
アスパラガスに似た歯応えと甘みで、さまざまな料理に利用できることから、直売所でも人気を呼んでいます。
●料理・撮影 minokamo|ミノカモ
岐阜県美濃加茂市出身。「ごはんで町を元気に!」をテーマに、各地でその土地に根差したメニュー開発、キッチンプロダクトのフードコーディネート、雑誌へのメニュー提案ほか、各世代がつながるイベントも開催。みそ料理も得意とする。各地の郷土食を取材し、紹介する活動も行っている。http://minokamo.info