キンギョソウ ソネット
この品種の特徴
暖地の秋まきは春から、寒地での春まきは初夏から開花します。
草丈は約40cm、ボリュームのある花穂が魅力的で花壇やプランターに適する品種です。
花もちがよいので切り花にも向きます。
難易度
難易度:マークが多いほど難易度が上がります。
開花期 |
5~7月 |
---|---|
耐寒性 |
|
日照 |
|
草丈 |
30~50cm |
花径 |
約3cm |
用途 |
|
生育分類 |
ゴマノハグサ科アンティリヌム属 一年草 原産地:南ヨーロッパ、北アフリカ |
株間 |
株間は約30cmで浅植えにします。 60cmのコンテナでは3~5株、15cm鉢では1本植えが標準です。 |
主な病気と害虫 |
密植による風とおしの悪さ、頻繁に水やりする過湿などのような管理では、生育が悪くなるので注意します。 気温の上昇とともにアブラムシやアオムシがつくので定期的に薬剤散布します。 |
発芽地温 |
20℃前後 好光性 |
栽培環境 |
南ヨーロッパ、北アフリカ原産の耐寒性一年草です。 生育温度の幅が広く、丈夫で育てやすい中高性の品種です。 長日開花性が強く、秋の植えつけで春から、春の植えつけでは初夏から開花します。 肥沃で日当たりと水はけのよい場所を好みます。夏の涼しい地域では秋まで咲き続けます。 キンギョソウは花芽分化期の極端な高温や低温で、奇形花が発生する場合がありますので注意します。 |
タネまき~植えつけ |
暖かい地域ではススキの穂が出始めるころ、寒い地域では桜の開花するころが適しています。 タネは細かく好光性なので、ピートバンや播種箱に清潔な用土を入れてタネが重ならないように薄くバラまきにします。 ハガキなどの厚紙を折りタネを置いて手の甲を軽くたたいてまくと均等にまくことができます。 水やりはタネが流れないようにするため底面給水や霧吹きで行います。 本葉が2~3枚になったころ根を切らないように注意して肥沃で水はけのよい土を入れた小鉢に植え替えます。 小鉢では水やりに注意して乾かしぎみに管理します。 植えつけは日当たりと水はけのよい場所に1平方メートル当たり完熟堆肥約5kg、化成肥料約50g(約2握り)、腐葉土約1/3袋を入れ深くすき込み、株間は約30cmで浅植えにします。 60cmのコンテナでは3~5株、15cm鉢では1本植えが標準です。 |
管理ポイント |
好光性種子なのでタネまき後の土はかけません。 水やりは発芽が始まったころからは底面給水は止めて霧吹きで行います。 植え替えは根を切らないようにほぐしながら丁寧に抜くこと、用土は肥沃で特に水はけをよくします。 秋の植えつけは早めに終わらせ霜よけをすると安心です。 寒い地域の秋まきでは鉢植えにして、土が凍らないところで冬越し、霜のおそれがなくなった春に植えつけると初夏のころからボリュームのある株で開花して霜の降りるころまで観賞できます。 咲き終わった花は、タネがつきやすく株が疲れるので、花柄は小まめに摘みとります。風の強い地域では支柱を立てると安心です。 |
楽しみ方など |
草丈約40cm、大輪で見応えのある花で花壇だけでなくコンテナ植えにも適します。 茎がかたくボリュームのある花は切り花としても適します。 花が咲きすぎて株が弱まったころ地際から半分ほどのところで切り戻しをすると再生します。 |